今回は今年の5月にご依頼をいただいた、京都市での遺品整理についてご紹介させていただきます。
ご依頼いただいたのは、奥様を亡くされ、長年一人でお住まいだった方のお部屋の整理でした。
現在は別宅にお住まいで、今回ご依頼いただいたお家の売却を考えているとのことで、私たちへご相談くださいました。
お部屋は床が見えないほど、物で溢れていました。

「もう全部捨ててください。」
そうご依頼者様はおっしゃいました。
しかし私達が整理を進めていくと、その中には、奥様の好きだったと言う本やCD、美術品、お二人のお洋服、並んだ食器たち……
奥様と過ごされた当時の暮らしの跡がそのまま残っていました。
お品物ひとつひとつに、その方がどんな日々を過ごされていたのかが伝わってきます。

私たちは、ただ片付けるのではなく、「これはきっと大切にされていたものだろう」と感じる品を分別し、現在お住まいのご依頼主様の元へ持っていきました。
ご依頼者様は「わざわざ持ってきてくれて、ありがとう。」と、優しいお言葉をかけてくださいました。
もし不要でしたら、こちらで処分しますので…とお伝えすると、ご依頼者様は「いや、やっぱりもらおうかな。」とおっしゃいました。
「もう2度と撮れないものだからね。」
ご依頼者様が大事そうに見つめる先には、1枚の写真が。
そこには、ご依頼者様と亡くなられた奥様が、笑顔で寄り添っておられる姿が写っていました。
この時のご依頼で私達は、遺品整理は、お品物を片付ける作業であると同時に、“想い”を整理し、次へとつなげていく物であるのだと、改めて思いました。
OMエステートでは、おひとりおひとりの想いに寄り添いながら、お客様の大切な品々を、心を込めて整理しております。

どんな小さなご相談でも、お気軽にお問い合わせください。
京都・木津川市の地から、京都・奈良を中心に滋賀・大阪等、関西一円に対応しております。
私達の整理が少しでも、お客様のお力になれれば幸いです。
※個人情報保護の観点から、お客様に関する情報の一部を変更しております。
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